挫折こそが成長への近道

レベル別にみる看護師の挫折と成長「新人看護師」

新人看護師のケース

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自己評価が低い人は自分で自分を責めてしまいます

新人看護師は1年以内で9%もの人が離職をしているというデータがあります。「新人看護師特有の挫折パターン」がありますので、これから看護師を目指す人はそのパターンを知っておきましょう。
まず自己評価が低すぎる人は挫折しやすい傾向にあります。言うまでもありませんが、新人看護師は、未経験の職場で、未経験の仕事をすることになります。毎日が失敗の連続で、先輩や上司から怒られることもたくさんあるでしょう。しかしそれは新人看護師なら当たり前のことです。先輩や上司も指導のために叱っているだけで、新人看護師が失敗するのは当然だと経験上知っています。しかし自己評価が低く「自分は本当にだめな人間だ」と自分を責める人がいます。自分を責めすぎると心身の具合が悪くなり、うつ病やパニック障害などを引き起こしてしまいます。まさに自爆と言えるような状態です。自分に厳しいのは良いことですが、適正な限度を超えて自分を自分でいじめるようなタイプの人は注意が必要です。

疲れすぎてやる気を失ってしまいます

心身共に病んでいる患者の面倒を見ることは、並大抵のことではありません。思っている以上に体が疲れますし、心も疲れるでしょう。疲労を上手に抜くことができないと、疲れがたまり、やる気を失ってしまうことがあります。新人看護師は毎日が新しい仕事の連続で、覚えることもたくさんあります。やる気を失った状態では、新しい知識やスキルを身につけることはできないでしょう。結果的に仕事についていけなくなり、挫折をしてしまう人がいます。また「楽してお金を稼ぎたい」と思って看護師になったような考えが甘い人も行き詰ってしまいます。毎日が勉強の連続だという覚悟を持って看護師にならないと必要なことを覚えることはできません。適当に話を聞き、先輩のアドバイスを受け流していると早晩行き詰ってしまうでしょう。看護師にその場しのぎの対応は許されないからです。

人間関係で失敗をしてしまう人がいます

仕事に対して熱意を持っていない新人看護師は、先輩から厳しい指導を受けることになります。そして人間関係が上手くいかなくなり、挫折をして離職してしまう人も少なくありません。社会マナーの基本ができていない人も先輩からスポイルされやすいタイプの人です。また先輩や同僚の陰口を話す人や過剰に媚を売るタイプの人も敬遠されてしまうでしょう。さらに職場の人間関係にそもそも問題があり、新人看護師がその人間関係に巻き込まれて、いじめなどに遭うケースもあるでしょう。
いずれにせよ人間関係が上手くいかない職場では、必要な知識やスキルを身につけることは難しく、長く仕事を続けることも難しいはずです。結果的に仕事ができない看護師だという判断をされて職場を去ることになりそうです。仕事の悩みのほとんどは人間関係にあると知り、人間関係を良くすることを重視しましょう。

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